(2018年8月11日)第3回大会
日時 平成30年8月11日(土・祝) 9:30~15:00
会場 櫛引八幡宮
主催 全国スポーツ流鏑馬八戸大会実行委員会
共催 櫛引八幡宮
協力 一社)日本流鏑馬競技連盟、九戸城流鏑馬実行委員会、全国流鏑馬女子部、八戸弓馬会、十和田乗馬倶楽部、にんじんサークル、八戸高専弓道部、八戸工業大学感性デザイン学科、種差少年自然の家、まちぐみ菱刺部、八戸市立明治中学校
スケジュール
7:30~9:00 試走練習
9:30~10:00 開会式(安全祈願)
10:00~13:00 流鏑馬競技(一般の部3走・上級の部3走・団体戦2走・勝抜戦)
13:00~15:00 神社見学・やぶさめ乗馬体験
15:00 閉会式・ボランティア解散式
(10:00~15:00 レザークラフト体験、弓体験、飲食屋台など常時出店)
流鏑馬競技
出場選手 31名(男性14名・女性17名)
・上級の部(乗馬インストラクターもしくは各クラブ推薦者)…8名
・一般の部(上級の部以外の選手)…23名
・団体戦(3人1チーム)…3チーム
・勝抜戦…7名
出身地別:
・県内 19名(十和田市 7名、八戸市 5名、七戸町 3名、青森市 1名、おいらせ町1名、田子町 1名、つがる市 1名)
・県外 12名(岩手県 4名、東京都 3名、北海道 1名、山形県 1名、宮城県 1名、奈良県 1名、アメリカ 1名)
年代別: 10代 4名、20代 4名、30代 4名、40代 9名、50代 6名、60歳以上 4名
大会結果・入賞者
【一般の部】
優 勝 大友由香利
準優勝 石田直子
第三位 菊池貴子
【上級の部】
優 勝 金子花音
準優勝 布施蒼依
第三位 庭野あゆは
【団体戦】
優勝 八戸大会ポスター三人衆
【勝抜戦】
優勝 髙岡和人
実施内容
安全祈願・開会式(9:30~10:00)
大会の安全を祈願して、実行委員長が代表して玉串奉奠。その後、参加選手と出場馬、ボランティアスタッフ一同にて、競技走路のお清めに参列し境内を一周。
開会式では、青森県議会議長 熊谷雄一様、八戸市立明治中学校 佐々木敏文校長から来賓祝辞を頂いた。八戸市マスコットキャラクター「いかずきんズ」も参加。
八戸高専弓道部による弓矢体験(10:00~13:00)
八戸高専弓道部ボランティアによる弓矢体験を弓道場前広場にて実施。普段行う機会のない弓道の体験を提供した。小さい子どもでも楽しめるようおもちゃ弓も用意し、コーナーは賑わった。
神社見学(13:00~13:30)
希望者に対し、櫛引八幡宮職員によるガイドのもと、施設内に隠された9体の八幡馬を探すオリエンテーリングを楽しみながらの施設紹介ツアーを実施。約30名が参加。日本の伝統文化への関心が高い外国人来場者も熱心に解説を聞き入っていた。
八戸工業大学感性デザイン学科(10:00~15:00)
学生たちによる研究発表展示の他、ウィンドチャイム(風鈴)づくり体験などを提供した。
種差少年自然の家 遊具遊び体験 & 南部菱刺し体験(10:00~15:00)
竹馬・コマ回し・フラフープなどの昔懐かしい遊具遊びに親子連れで楽しんでいた。
小説「流鏑馬ガール!」(ポプラ社)刊行記念 著者・相戸結衣さんサイン会(13:00~14:00
8月4日に発売されたばかりの競技流鏑馬を題材とした小説「流鏑馬ガール!」著者の相戸結衣さんによるサイン会&販売会を開催。青森県が舞台のご当地小説への来場者の関心は高く、多くの観客が集まった。
また、ABA青森朝日放送による相戸さんの密着取材もあり、事業の様子が、8月14日の「スーパーJチャンネル」内で紹介された。
やぶさめ体験乗馬コーナー(13:30~15:00)
来場者が馬とふれあう機会として、流鏑馬をしていた馬に乗ることができるコーナーを無料実施(86名利用)。北里大学の乗馬サークルボランティアによるエスコートと、明治中学校生ボランティアのサポートにより、流鏑馬気分を味わう引き馬体験を提供した。
出店・運営(10:00~15:00)
・本部(弓道場内)にてオリジナル流鏑馬グッズ販売。出走表配布(100部)。
・レザークラフト製作体験、八幡馬絵付け体験提供。(50名)
・櫛引八幡宮および周辺地域の有志による飲食出店コーナー(3店舗)。フリーマーケット。
・協賛者や来賓などに対し特別観覧席を設置。
事業規模
・スタッフ・ボランティア53名
・選手31名
・使用馬17頭(和種、和種系)
・来場者 約2,000名
事業効果
①視覚的にも体感的にも、市民に馬と触れ合う機会・馬文化を知る機会を提供することができた。
・やぶさめ体験乗馬コーナー利用者数86名
・神社見学ツアー参加者30名
・(7/12実施)明治中学校ボランティア勉強会参加者84名
②「元気な八戸づくり」市民奨励金事業の効果により、観覧者数が増加した。それによる宣伝効果と経済効果もあったものと思われる。特に若年者・外国人来場者の増加が感じられた。
【来場者推移】
第1回(平成28年)400人
第2回(平成29年)750人
第3回(平成30年)2,000人
③馬文化及びイベントの情報発信につながった。
・テレビ:8/14青森朝日放送「スーパーJチャンネル」
・新聞:8/11東奥日報
・雑誌掲載:広報はちのへ8月号
・チラシ(4500枚)、ポスター(200枚)配布:別紙にて記載
・インターネット:(イベント告知)八戸市ホームページ、自社ホームページ、Facebook、twitter
・その他:八戸ブックセンターにて小説「流鏑馬ガール」コーナー・イベント告知設置
④地域内にある、団体や個人の活用ができた。来場数増加に対応できたこともあり、効率的なイベント運営体制が確立できていると考える。
(スタッフ・ボランティア構成)
・十和田乗馬倶楽部スタッフ6名
・北里大学にんじんサークル8名
・十和田乗馬倶楽部ボランティア10名
・明治中学校ボランティア20名、選手用駐車場貸し出し30台
・八戸高専弓道部ボランティア6名
・音響業者2名
・司会1名
(協力・連携団体)
・種差少年自然の家6名
・八戸工業大学感性デザイン学科15名
・まちぐみ菱刺部2名
ボランティア事前研修会「馬の歴史と地域の文化を学ぶ会」の実施
明治中学校全校生徒84名を対象に、イベントボランティアとして必要な知識と技術習得のため学習会を開催した。
日時:2018年7月12日(木)14:00~16:00
場所:八戸市立明治中学校グラウンド・体育館
内容:
①櫛引八幡宮と流鏑馬講師による、馬の歴史と地域の文化学習
②乗馬体験等を通じた馬の取り扱い実習
備考:本会により地域の歴史や馬とのつながりに興味を持ってもらい、参加生徒のうち3年生20名が、イベントスタッフとして、流鏑馬競技運営などへのボランティア参加をした。
参加者の感想:「普段、馬を身近に感じることが少ないので、すごく勉強になった。もっと興味を深め、地域の歴史として広めたい」「乗馬体験やエサやりなどのふれあいを通じて、馬についての理解を深めることができた」「今まで知らなかった地域の歴史と馬とのつながりを理解でき、イベントボランティアへの自信につながった」
⑤総じて地域の活性化に貢献した。
・賞品の地元産品活用(せんべい汁、サバ缶、みしまサイダーなど)
・八戸ブックセンターにて小説「流鏑馬ガール」コーナー・イベント告知設置
・8/12に、はっちにて流鏑馬写真展示を実施
(11 月23 日)事業報告会
会期:2018 年11 月23 日(金・祝)14:00~15:00
会場:十和田市民交流プラザ「トワーレ」
内容:「桜流鏑馬フォトコンテスト表彰式(主催:十和田流鏑馬観光連盟)」との併催イベントにて実施。会場内にはイベント写真を展示した。また、事業報告では、他の流鏑馬イベント主催団体とともに、八戸大会実施報告と次年度開催についての説明を行った。傍聴者約50名。
次年度に向けての課題・改善点等
・例年を上回る気温上昇により来場者の熱中症への対策を急きょ行った
・カメラマン(撮影目的の来場者)が多く、場所取りなどで来場者同士での若干の混乱があった。→事前の受付体制および確保・有料撮影場所の設置を検討する。
・有料観覧席(地域スポンサー)の優位性の創出。
・スポーツ観戦としての演出や会場の整備の工夫を行う。
・駐車場の拡張と人員の体制づくり、駐車場案内のチラシへの掲載。
・館地区規模でのイベントづくりへの発展のため、町内会等との協力体制づくりを行う。
・旅行事業者と連携した観光ツアー商品づくり→連携事業者の募集を行う。
・宿泊・飲食事業者とのコラボによる県外来場者増を図る→連携事業者の募集を行う。
・市を通じた広報・周知活動により来場者増につながったため、次年度以降も市内学校等へ対するプロモーション協力を引き続きお願いしたい。
・今後も「山の日」での開催を続け、八戸市における三社大祭とお盆の間をつなぐ観光イベントとしての定着と認知を図る。
後援
八戸市
八戸市教育委員会
公益社団法人八戸観光コンベンション協会
デーリー東北新聞社
東奥日報社